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みやゆうの予想と妄想が入り混じる短編小説第4弾!
ついに、、、国民機械法が取り入れられる。
ついに国民機械法が取り入れられる。
ロボット増加により法律が、、、
ロボット妄想第4弾

第1弾がまだの方は↑こちらから。

第2弾がまだの方は↑こちらから。

第3弾がまだの方は↑こちらから。
静まり返る国民達。
その中でボスと呼ばれる人間は淡々と説明をしていく。
「え〜国民機械法というのは、端的に言うと皆様の生活を守る法律になります。
このまま行くとロボットの知能は進化し続け、人間では制御できない程の知能を身につけるでしょう。
ではどのような対策をとればいいのか?
一度ここでロボットの機能をストップさせます。
ストップと言っても全てをストップさせるわけではありません。
ロボット自体が新しいことを考える力、その機能をストップさせます。
そして皆様により良い世の中になる案を出して欲しいのです!
給与が少ない、将来が不安。
そんな国民の皆様!安心してください!
この国民機械法に賛成頂ける方には皆様が納得いただける一律の給与、食事、家、衣服をご用意しております。
今まで私たちがシェルターに入っていたのも、この用意をするためでした。
伝えるのが遅くなってしまい、申し訳ありません。
この法に賛成の方はあちらの扉からシェルターに入って頂き、こちらの契約書を読み納得の上、サインをしてください。
皆様の健康診断をした後に、新たな生活の場をご案内いたします。
安心してください!私たちがあなた達の生活を守ります!!」
騒然とする国民達。
考えられないような救いの手。
一人一人、扉の方へ歩いていく。
契約書にサインをした人達の歓声がシェルター越しに聞こえる。
また一人、また一人、、、
深く契約書を読まずにサインをしていく。
不信に思って扉に向かわない、残りわずかの人間にボスが語りかける。
「え〜契約書にサインをされない方。結構です。
ただ、先ほど罪状を宣告した皆様には刑務所に入って頂きます。
そして、他の皆様もサインをした方達のような待遇は受けれないことを納得の上決めてください。緊急です。考える時間は後10分と致します。」
また一人、また一人と扉に向かって行く人々。
最終的にサインをしなかった国民は契約書に違和感を持った100人だけだった。
時間が来る。
「100人の方はこの国民機械法に賛同されないということですね。
承知致しました。
今までのようにロボットの取り締まりは行いますが、シェルターの外で皆様自由に生活してください。
一週間後にもう一度この法に賛同されるかお聞きします。
それでは!」
大きな扉が閉まった。
目をチラチラ合わせながら、はじめに声を出す人を探す100人。
「あの契約書の一番最後、、、皆さんは読みましたか?」
一人の少年が口を開く。
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《国民機械法契約書》
契約書にサインした者には以下の待遇を保障する。
・国民機械法に賛同した国民に一律の衣、食、住
・国民機械法に賛同した国民に一律の給与
・国民機械法に賛同した国民に最新鋭の健康診断
以上
この契約書にサインをした者はこの待遇を受けることができ、緊急時には国からの指示を受けその指示を絶対的に守ることができる。
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「何が書いてあったんじゃ?老眼で見えんのだよ。わしの寿命はもう少しじゃからな、別に国の助けなんかいらんよ!」
「いやっ!最後に小さい字で”緊急時には国からの指示を受けその指示を絶対的に守ることができる”と書いてあったんです!なんかおかしくないですか?」
そんな白髪の老人と少年の会話をかき消すように、シェルター越しに楽しそうな声や歓声が聞こえる。
契約書にサインをした人々が健康診断時に脳内にチップを埋め込まれたことは、、、まだ誰も知らない。
契約書にサインをするか?
契約書にサインをした国民。
サインをしていない100人の国民。
そしてボスの企みとは、、、
次回もお楽しみに♪
書いたら追記します!!